生徒の学力形成を支援する構成主義的学習指導モデルの開発
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第1章 緒論
1.本研究の目的
2.本研究の背景
3.先行研究の整理
3-1 技術科教育における学力の構造
3-2 技術科教育における学習目標の分析
3-3 学習目標の達成に向けた学習意欲の在り方
3-4 生徒の認識過程に基づく主体的な学習目標の達成プロセス
(1)スキーマ理論の系譜と史的展開
(2)教育実践学におけるスキーマ理論の位置づけ
(3)スキーマ理論に基づく学習指導の方法論
(4)スキーマの自主的な再構成を支援する構成主義的教授・学習過程の設計
4.問題の所在
5.研究のアプローチ
5-1 研究課題の構造
5-2 研究の仮説
5-3 論文の構成
引用文献
第2章 生徒の主体的な学習目標の設定による内発的動機づけ
1.緒言
2.方法
2-1 学習意欲の測定尺度の作成
2-2 学習目標分析の方法
2-3 学力形成の評価と特別指導の導入
2-4 授業実践の方法
2-5 対象生徒及び実施手続き
3.結果
3-1 実験群と対照群の比較
3-2 学習意欲と学力形成との関係
3-3 学習意欲の変化
3-4 学習意欲の構造とメカニズムの観点からみた学習指導法の分析
4.考察
5.結語
引用文献
第3章 実用的な既有スキーマを活用した構成要素別学習指導による新スキーマの形成
1.緒言
2.方法
2-1 対象生徒及び実施時期
2-2 学習課題
2-3 学習指導に用いた教材等
2-4 教授・学習過程
2-5 スキーマの評価方法
3.結果と考察
3-1 生徒の実用的な既有スキーマの実態
3-2 学習指導の様子
3-3 概念地図による新スキーマ形成の評価
(1)「目的」カテゴリーの形成
(2)「機能・構造」カテゴリーの形成
(3)「用途・効果」カテゴリーの形成
(4)カテゴリーを統合した形成
4.結語
引用文献
第4章 実用的な既有スキーマと学習情報との対比による規則性の発見
1.緒言
2.方法
2-1 目標一内容マトリックスの作成
2-2 教材の開発
2-3 学習課題
2-4 授業の実施手続き
(1)対象生徒
(2)実施時期
(3)評価尺度
(4)実施手続き
3.結果
3-1 円描画課題における学習効果
3-2 直線描画課題における学習効果
3-3 反復処理課題における学習効果
3-4 条件分岐処理課題における学習効果
4.考察
5.結語
引用文献
第5章 認識過程に基づく学習指導が学習内容の理解度に及ぼす影響
1.緒言
2.方法
2-1 対象生徒及び群設定
2-2 教授・学習過程
2-3 評価尺度
2-4 実施手続き
3.結果
3-1 「目的(意味・意図)」カテゴリーにおける理解度の比較
3-2 「構造(しくみ)」カテゴリーにおける理解度の比較
3-3 「用途・効果(使い方)」カテゴリーにおける理解度の比較
3-4 学習の意義に対する意識形成の比較
4.考察
5.結語
引用文献
第6章 生徒の主体的な概念形成を支援するデジタル教材の開発
1.緒言
2.認知的な探索空間を提供するデータベース教材の開発
2-1 教材1:草花栽培に関するデータベース教材
(1)開発方法
(2)教材の内容
2-2 教材2:作物の種類とその特性に関するデータベース教材
(1)開発方法
(2)教材の内容
3.概念形成を支援するマルチメディア教材の開発
3-1 教材3:アサガオ栽培に関するマルチメディア教材
(1)開発方法
(2)教材の内容
3-2 教材4:秋ギクの普通栽培と電照栽培に関するマルチメディア教材
(1)開発方法
(2)教材の内容
3-3 教材5:チューリップの低温処理栽培に関するマルチメディア教材
(1)開発方法
(2)教材の内容
4.考察
5.結語
引用文献
第7章 生徒の主体的なスキーマ形成を支援する構成主義的学習指導モデルの試行的実践
1.緒言
2.方法
2-1 対象生徒及び群設定
2-2 教授・学習過程の設定
2-3 評価尺度
2-4 実施手続き
3.結果
3-1 生徒の実用的な既有スキーマの実態
3-2 学習指導の様子
3-3 構成主義的学習指導モデルの効果
(1)直後評価及び遅延評価における得点の比較
(2)事前評価,直後評価及び遅延評価との関連性
(3)上・下位グループ間における学習効果の比較
1)基礎問題におけるグループ間の差異
2)応用問題におけるグループ間の差異
3)発展問題におけるグループ間の差異
4.考察
5.結語
引用文献
第8章 結論及び今後の課題
1.本研究で得られた知見及び結論
1-1 生徒の主体的な学習目標の設定による内発的動機づけ
1-2 実用的な既有スキーマを活用した構成要素別学習指導による新スキーマの形成
1-3 実用的な既有スキーマと学習情報との対比による規則性の発見
1-4 認識過程に基づく学習指導が学習内容の理解度に及ぼす影響
1-5 生徒の主体的な概念形成を支援するデジタル教材の開発
1-6 生徒の主体的なスキーマ形成を支援する構成主義的学習指導モデルの試行的実践
1-7 結論
2.本研究で得られた知見に基づく教育実践への示唆
2-1 授業における学習目標分析の位置づけ
2-2 生徒の実用的な既有スキーマを活用した認識過程に基づく授業設計
3.まとめと今後の課題
謝辞
本研究に関連する学術論文
参考文献