「創造的読み」の支援方法に関する研究
定価:
14,300
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序論
1.研究目的と方法
1-1 「創造的読み」の定義
1-2 研究課題
1-3 研究方法
1-4 研究の概要
第1章 「創造的読み」の歴史
1-1節 「創造的読み」概念の歴史
1-2節 国語科教育における「創造的読み」の歴史
1-2-1 山路兵一の「読書創造」
1-2-2 秋田喜三郎の「創作的読方」
1-2-3 飯田廣太郎の「創造的読解」
1-2-4 大塩卓の「創造的読み」をめざす学習指導
1-2-5 倉澤栄吉他の「筆者想定法」による創造的読みの指導
1-2-6 大村はまの「生産的読み」に着目した読書指導
1-2-7 読者論における「創造的読み」
第2章 「創造的読み」支援のための前提条件
2-1節 「一般的読み」のモデル
2-1-1 オリエンテーションと世界の理解
2-1-2 オリエンテーションと文章理解
2-1-3 「一般的読み」モデルの構成
2-2節 「創造的読み」の前提条件を整える
2-2-1 阻害要因を取り除く
2-2-2 既有知識を利用可能な状態にする
2-2-3 テキストとの積極的相互交渉
第3章 オリエンテーション設定法による「創造的読み」の支援
3-1節 「創造的読み」のモデル
3-1-1 「ジェネプロアモデル」から学ぶ
3-1-2 「創造的読み」のモデルとテキスト
3-1-3 「創造的読み」のモデルに基づいた読みの実践
3-2節 オリエンテーション設定法による支援プログラム
3-2-1 支援プログラムの概略
3-2-2 オリエンテーション設定法による詩の解釈
3-2-3 現代詩に対する感じや印象はどう変わってくるか
3-2-4 解釈の質を高める要因
第4章 フォーカシング法による「創造的読み」の支援
4-1節 「創造的読み」モデルとしてのフォーカシング
4-1-1 重要な問題と解決の糸口
4-1-2 フォーカシングとは何か
4-1-3 フォーカシングの手順
4-1-4 フォーカシングと詩の類似性
4-2節 フォーカシング法に基づく詩の創造的読みモデル
4-2-1 詩の読みモデルの概略
4-2-2 簡単な詩を読む
4-2-3 複雑な詩を読み解く
4-2-4 詩の主題把握をどうするか
4-3節 フォーカシング法による支援プログラム
4-3-1 基本的教示系列Ⅰの構成
4-3-2 教示系列Ⅰを用いた支援事例
4-3-3 「ひらけ」がみられる支援事例
4-3-4 基本的教示系列Ⅱの構成
4-3-5 教示系列Ⅱを用いた支援事例
4-3-6 フォーカシング法の中学生に対する集団実施
4-3-7 フォーカシング法を適用してみて
第5章 物語法による「創造的読み」の支援
5-1節 物語法の基本的考え
5-1-1 オリエンテーションとしての物語構造
5-2節 物語法による詩の創造的読み支援事例Ⅰ一大学生の場合一
5-2-1 支援プログラムの構成
5-2-2 物語法により詩を読む
5-3節 物語法による詩の創造的読み支援事例Ⅱ一小学生の場合一
5-3-1 支援プログラムの概略と授業の実際
5-3-2 物語法を適用してみて
第6章 「創造的読み」の発展一絵図テキストを読む
6-1節 中国における看図作文の指導
6-1-1 中国「国語科(語文)教育」における看図作文の位置づけ
6-1-2 低学年看図作文指導のアイデア
6-2節 看図作文と情報処理
6-2-1 絵図理解の情報処理
6-2-2 ボトムアップとトップダウンの看図作文
6-2-3 物語文産出の決定因
6-3節 看図作文の授業実践
6-3-1 問答法による絵図読み解きの支援
6-3-2 子どもの主体性をいかした看図作文の授業
6-3-3 子どもの力をひきだす看図作文授業
6-3-4 教師も楽しめる看図作文授業
6-4節 看図作文を国語科教育に導入することの意義
6-4-1 看図作文とインベンション指導
6-4-2 「看図」活動の動機づけ効果
6-4-3 看図作文と作文を書くことに対する動機づけ
6-5節 看図作文の可能性
6-5-1 韓滉「五牛図」を用いた自己分析の授業
6-5-2 高其佩「高崗独立図」を用いた自己分析の授業
第7章 「創造的読み」を支援することの意義
7-1-1 「創造的読み」と自己理解
7-1-2 「創造的読み」と情報化社会
7-1-3 「創造的読み」と「生きている感じ」
第8章 研究の総括と今後の課題
8-1-1 「創造的読み」モデルの提案
8-1-2 「創造的読み」支援方法の提案
8-1-3 本研究の意義
8-1-4 展望と今後の課題
注 記
文 献
あとがき