ドルトン・プランにおける「自由」と「協同」の教育的構造
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寄稿序文 奈良女子大学教授 杉峰英憲
序文
凡例
序章 研究の主題と方法
第一節 本研究の主題と方法
第二節 先行研究の検討
第三節 本著の構成
第Ⅰ部 ドルトン・プランの起源とドルトン・スクールの歴史における「自由」と「協同」
第一章 ドルトン・プランの起源における「自由」と「協同」
第一節 エマソンの思想とドルトン・プラン―「契約」の概念―
第二節 児童心理学とドルトン・プラン
第三節 モンテッソーリ教育とドルトン・プラン
第四節 個別システムとドルトン・プラン
第五節 民主主義教育とドルトン・プラン―J・デューイとの出会い―
第六節 ドルトン・プランの起源における「自由」と「協同」
第二章 ドルトン・スクールの歴史における「自由」と「協同」
第一節 パーカースト時代(1919~1942)
第二節 ダラム時代(1942~1960)
第三節 進歩主義教育運動とドルトン・スクール存続における「自由」と「協同」
第Ⅱ部 わが国のドルトン・プラン受容における「自由」と「協同」
第三章 奈良女子高等師範附属小学校におけるドルトン・プランの受容
―池田小菊と木下竹次における「自由」と「協同」―
第一節 池田小菊によるドルトン・プラン実施とその背景
第二節 池田小菊の教育思想―パーカーストとの対比において―
第三節 奈良女高師附属小学校の受容における「自由」と「協同」
―木下竹次「学習法」への池田の批判―
第四章 日本型ドルトン・プラン受容における「自由」と「協同」
第一節 ドルトン・プランの紹介と普及
第二節 ドルトン・プランの受容段階
第三節 ドルトン・プランの実施校と受容の概要
第四節 わが国におけるドルトン・プラン受容の二つの系列―成城学園系列と奈良女高師系列―
第五節 日本型ドルトン・プラン受容における「自由」と「協同」―大正期のドルトン・プラン受容の問題点―
第Ⅲ部 ドルトン・プランの成立過程とJ・デューイの思想的展開
第五章 ドルトン・プランの成立過程におけるJ・デューイの影響
第一節 試行期―ドルトン・スクールとデューイ・スクール―
第二節 形成期―ハウス・システムの成立―
第三節 完成期―八年研究への参加による理論的基盤の確立―
第六章 ドルトン・プランにおける「自由」と「協同」の理論とデューイの思想的展開
第一節 「自由」―自然のリズムとしての「知的道徳的自由」―
第二節 「協同」―民主主義教育の理論としての「相互作用」―
第三節 ドルトン・プランにおける「経験」の理論―「自由」と「協同」の融合調和による「真の経験」―
結章 ドルトン・プランにおける「自由」と「協同」の教育的構造
第一節 ドルトン・プランの歴史的位置
第二節 ドルトン・プランにおける「自由」と「協同」の教育的構造―教育的経験の質を示す「自由」と「協同」の融合レベル―
参考文献
索引