博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

子どもの社会認識の発達と形成に関する実証的研究

経済認識の変容を手がかりとして

定価: 9,350 (本体 8,500 円+税)
子どもの社会認識の発達に関する多角的な調査を行い、発達に焦点をあてた社会認識形成の基礎理論を実験・実証的に検討しながら社会科授業開発を行った独創的研究。

【著者略歴】
加藤寿朗(かとう としあき)
1962年8月 島根県に生まれる
1985年3月 広島大学学校教育学部卒業
1987年3月 広島大学大学院学校教育研究科修士課程修了
1987年4月 島根県八束郡鹿島町立東小学校教諭
1990年4月 島根県立八束郡美保関町立美保関小学校教諭
1993年4月 広島大学附属小学校教諭
1995年4月 愛媛大学教育学部助教授
2003年4月 島根大学教育学部助教授
2005年3月 博士(教育学)
目次を表示します。
 序 章 本研究の意義と方法
  第1節 研究主題
  第2節 本研究の意義と特質
  第3節 研究方法と本論文の構成
 第1章 子どもの社会認識の発達と形成に関する研究の類型と課題
  第1節 社会科授業構成と子どもの社会認識の発達に関する理解
   1 初期社会科教育実践における子ども理解研究
   2 有田和正実践における子ども理解研究
   3 R.R.方式における子ども理解研究
   4 社会科授業構成と子ども理解研究の課題
  第2節 社会認識の発達と形成に関する研究の類型
  第3節 社会認識の発達と形成に関する研究の課題
第1部 子どもの社会認識の発達に関する調査的研究
 第2章 社会認識の発達を捉える視点
  第1節 発達研究の批判的検討
   1 経済認識に関する発達研究の実際
   2 教科教育学的な発達研究の視点
  第2節 社会認識の発達を捉える視点
  第3節 社会認識の発達に関する調査計画
   1 予備調査の実施
   2 結果と考察
   3 本調査の実施計画
 第3章 社会認識の発達の様相に関する調査
  第1節 発達の様相に関する横断的調査(調査1)
   1 調査方法
   2 調査結果
   3 考察
  第2節 発達の様相に関する縦断的調査(調査2)
   1 調査方法
   2 調査結果
   3 考察
  第3節 発達の様相に関する比較事例調査(調査3)
   1 調査方法
   2 調査結果
   3 考察
  第4節 社会認識の発達の様相
 第4章 社会認識構造の発達に関する調査
  第1節 社会認識構造の分析方法
  第2節 回答順序からみた社会認識構造の発達
   1 横断的調査の分析(調査1)
   2 縦断的調査の分析(調査2)
   3 比較事例調査の分析(調査3)
   4 回答順序からみた社会認識構造の発達
  第3節 回答内容からみた社会認識構造の発達(調査2)
   1 回答内容の分析
   2 回答内容からみた社会認識構造の発達
  第4節 社会認識構造の発達
   1 社会認識構造の発達モデル
   2 社会認識構造の発達と教育課題
 第5章 社会認識の発達の規定因に関する調査
  第1節 発達の外的要因―経験要因―(調査4)
   1 調査方法
   2 調査結果
   3 考察
  第2節 発達の内的要因―能力要因―(調査5)
   1 調査方法
   2 調査結果
   3 考察
  第3節 発達の促進要因(調査6)
   1 調査方法
   2 調査結果
   3 考察
  第4節 社会認識の発達の規定因
第2部 子どもの社会認識形成に関する実験・実証的研究
 第6章 社会認識形成に関する実験・実証的研究
  第1節 社会認識形成に関する実験仮説
   1 社会認識の発達の特徴
   2 実験仮説の設定
  第2節 実験授業の実施
   1 授業の方法
   2 結果と分析
  第3節 考察
   1 子どもの社会認識過程
   2 発達を促進する教育的働きかけ
 第7章 社会認識の発達を促進する社会科授業の開発研究
     -小学校社会科第3学年単元「地域の商店や商店街」-
  第1節 社会認識の発達を促進する社会科授業仮説
  第2節 社会認識の発達を促進する社会科授業構成
   1 単元の構想
   2 単元の展開
   3 単元の実際
  第3節 結果と考察
   1 授業の結果
   2 考察
 終章 本研究の成果と課題

 参考文献
 あとがき
著者加藤寿朗 著
発行年月日2007年01月31日
頁数232頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1611-9