イタリア幼児教育メソッドの歴史的変遷に関する研究
言語教育を中心に
定価:
11,000
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序章
第1節 研究の目的
第2節 先行研究の検討と本研究の位置付け
第3節 研究の方法
第4節 論文の構成
第1章 「幼児院」(Asilo Infantile)におけるアポルティ・メソッド
第1節 アポルティ幼児院までの前史とアポルティ幼児院の成立
第2節 アポルティ・メソッドの教育内容
ⅰ 体育
ⅱ 知育
ⅲ 徳育
第3節 アポルティ・メソッドの言語教育の特徴
第4節 アポルティ幼児院の変容
ⅰ 助教法学校との関連―学校院(asilo-scuola)運動
ⅱ フレーベル幼稚園との関連―園院(asilo-giardino)運動
第2章 「幼稚園」(Giardino d'Infanzia)におけるフレーベル・メソッド
第1節 フレーベル・メソッド受容過程とその解釈
第Ⅰ期 導入期(1857年頃から1880年頃まで)
―アポルティ・メソッドとの対立と融合の時期
第Ⅱ期 発展期(1880年頃から1895年頃まで)
―イタリア実証主義教育学的解釈の時期
第Ⅲ期 改革期(1895年頃から20世紀初頭まで)
―イタリア的変容とドイツ的なものの受容の時期
第2節 イタリアのフレーベル・メソッド導入の特徴
第3節 イタリアの幼稚園における言語教育
第3章 「母親学校」(Scuola Materna)におけるアガッツィ・メソッド
第1節 モンピアーノ・メソッドの成立
ⅰ モンピアーノ・メソッドの教育内容
ⅱ 指導計画の中のモンピアーノ・メソッド
第2節 アガッツィ・メソッドの教育内容
ⅰ 日常生活の練習
ⅱ 感覚発達の練習
ⅲ 話し言葉
ⅳ 唱歌、手作業、庭作業、感情の教育
a.唱歌
b.手作業
C.庭作業
d.感情の教育
第3節 アガッツィ・メソッドの言語教育の特徴
第4章 「子どもの家」(Casa dei Bambini)におけるモンテッソーリ・メソッド
第1節 モンテッソーリ・メソッドのもう1つの源流
―1898年トリーノの教育学会
第2節 モンテッソーリ・メソッドの教育内容
ⅰ 日常生活の練習
ⅱ 筋肉教育、自然、手作業
a.筋肉教育
b.自然
C.手作業
ⅲ 感覚の教育
a.触覚、温度感覚、重量感、固体認識(stereognostico)感覚
b.嗅覚
C.味覚
d.視覚
e.聴覚
ⅳ 知的教育
a.読み書き
b.数え方と算数の初歩
第3節 モンテッソーリ・メソッドの言語教育の特徴
終章 イタリア幼児教育メソッドにおける言語教育
第1節 イタリア幼児教育メソッドにおける言語教育の変遷
第2節 現代における言語教育の評価
第3節 社会背景としての言語の問題
第4節 国家の言語政策と幼児教育
引用・参考文献
あとがき
索 引