博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

教育を変える学校図書館

定価: 2,750 (本体 2,500 円+税)
図書館のはたらきを通して学校教育を変える、教育の変革を促進する。
学校図書館はどうあるべきなのか、学校図書館が教育においてもつ可能性「教育力」について、教育科学の諸領域を専門とする5人の研究者(図書館情報学・教育史・教育メディア・教育法学・教育行政学)が論じる。

【執筆者紹介】
塩見昇(しおみ のぼる)
1937年生 図書館情報学専攻
京都大学名誉教授、日本図書館協会理事長、日本図書館研究会理事長

船寄俊雄(ふなき としお)
1956年生 教育学・日本教育史専攻
神戸大学発達科学部教授

森田英嗣(もりた えいじ)
1960年生 教育工学専攻
大阪教育大学教育学部助教授

木幡洋子(こはた ようこ)
1949年生 憲法・教育法専攻
愛知県立大学教授

土屋基規(つちや もとのり)
1942年生 教育制度・教育行政・教育法専攻
近畿大学教授
目次を表示します。
第1章 いま、なぜ学校図書館を問うのか(塩見 昇)
 1 「図書館と教育」の関係
 2 図書館から教育を問う
 3 図書館の教育力
 4 「図書館の教育力」を生かす学校図書館と学校教育
第2章 学校図書館と教育の変革(船寄俊雄)
 1 なぜ学校図書館に注目するのか
 2 学校図書館とはなにか
 3 教育を変える学校図書館
第3章 期待と信頼を寄せる学校図書館-実践校にみる課題(森田英嗣)
 1 ユネスコ「学校図書館宣言」
 2 我が国における最近の対応と課題
 3 めざすべき学校図書館像
 4 学校司書から見た学校図書館の課題と展望
 5 インタビューから見えてきた課題
第4章 読む権利を保障する学校図書館と学力(木幡洋子)
 1 読書と教育
 2 教育実践としての「読み聞かせ」
 3 読書の推進と振興に関する法
 4 PISAと読解力
 5 オーストラリアの学校図書館サービス
 6 学校図書館が機能するための提言
第5章 学校図書館職員の現況と将来像(塩見 昇)
 1 学校図書館における「人」
 2 学校図書館職員に求められる専門性と 職務
 3 司書教諭の制度と現状
 4 学校司書の現況
 5 学校図書館専門職員像をめぐって
 6 将来の望ましい学校図書館職員への道 と展望
第6章 学校図書館を支える教育行財政のあり方(土屋基規)
 1 学校図書館の法と行政
 2 学校図書館を支える財政
 3 学校図書館を生かす学校運営
終章 私たちの提言あとがきを兼ねて(塩見 昇)
資料
著者塩見昇 編著
発行年月日2006年12月15日
頁数262頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1585-3