博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

平安和歌研究

定価: 13,200 (本体 12,000 円+税)
長年にわたり平安和歌研究の第一線で活躍してきた著者の論文集。第一部「私家集の諸相」、第二部「平安和歌の諸問題」に分けて収載した労作。

【著者略歴】
平野由紀子(ひらの ゆきこ)(旧姓 寺内)
1945年生。お茶の水女子大学教授(大学院 国際日本学専攻)
 
主要著書
小野篁集全釈(風間書房・1988年)
千里集全釈(共著・風間書房・2007年)等。
目次を表示します。
はじめに
第一部 私家集の諸相
一、小町
 小野小町
 夢の小町-抄出家集・小町集
二、伊勢
 伊勢の家
 伊勢集と物語的家集
三、醍醐のみかど-延喜御集を中心に
 物語的家集
四、朝忠
 朝忠集原形の成立と増補過程の考察
 朝忠集・信明集の歌物語的改編
 朝忠集の四首について
五、すけただ
 拾遺抄の「すけただ」歌について-輔尹集の性格-
六、和泉式部
 和泉式部続集日次歌群新考-引歌の存在-
 和泉式部の日次歌群について-漢詩の背景-
七、紫式部
 逸名家集考-紫式部没年に及ぶ-
八、能因
 能因集の一研究-家集の自律的世界-
 能因の想像奥州十首について
第二部 平安和歌の諸問題
古今和歌集表現論-要としての共通音声-
古今和歌集表現論-伊勢の「淵にもあらぬわが宿」の歌-
仁明朝の和風文化と六歌仙-掛詞・物名・竹取物語-
古今和歌集における「擬人」について
後撰集の日常歌的性格-分類排列意識の特色-
後撰集の詞書の謎
『玄々集』本文考-現存本の限界と失われた系統-
平安私家集研究の成果と現状.
(付)
複製本と原本の間-朝忠集-
紹介 川村晃生著『能因法師集・玄々集とその研究』
能因・小町・相模
中古私家集-森本先生の研究足跡-
書評 杉谷寿郎著『後撰和歌集研究』
百人一首の義孝詠について
初出一覧
索引
あとがき
著者平野由紀子 著
発行年月日2008年03月31日
頁数570頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1679-9