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日本における幼児期の科学教育史・絵本史研究

日本における幼児期の科学教育史・絵本史研究

定価: 12,650 (本体 11,500 円+税)
"日本における幼児期の科学教育と科学絵本・読物の歴史的分析を通じて、探索・探究的な活動、子どもなりの問題解決の必要性など科学教育のあり方等を示した書。

【この書籍は現在、品切です。重版は未定です。(2013.11.1)】


【著者略歴】
瀧川光治(たきがわ こうじ)
1970年 大阪に生まれる
1993年 関西学院大学理学部物理学科卒業 学士(物学)
1995年 大阪教育大学大学院理科教育学専攻修了 修士(教育学)
1999年 聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程(幼児教育学専攻)
    単位取得満期退学
2001年 聖和大学大学院研究科助手
2003年 樟蔭東女子短期大学専任講師
2004年9月 聖和大学大学院教育学研究科より博士(教育学)を授与され、現在に至る

専門分野
幼児教育学(保育内容論・カリキュラム論)、幼児期の科学教育、日本の保育・幼児教育史(とくに科学教育的側面)、児童文化論(科学読物・科学絵本とその歴史)
"
目次を表示します。
まえがき
序章
 第1節 はじめに-本研究の全体的な目的
 第2節 幼児期の科学教育史研究について
 第3節 日本における科学読物・科学絵本史研究の概略
 第4節 幼児期の科学教育一助児期の科学的活動に関する研究の概略
 第5節 本研究の位置づけ
第1章 理論的背景
 第1節 「科学」のとらえ方について
 第2節 近年における科学教育の動向について~「素朴概念」とその変容を中心~
 第3節 子ども理解において外的活動と内的活動を理解する意味について
第2章 科学読物・科学絵本史(1)~明治期の科学読物の歴史~
 第1節 はじめに
 第2節 子どものための科学読物の誕生と「窮理熟」
 第3節 明治中~後期の科学読物の出版
 第4節 まとめ
第3章 科学読物・科学絵本史(2)~大正期の科学読物の歴史~
 第1節 はじめに
 第2節 大正期の出版ブーム前の科学読物
 第3節 大正期の出版ブーム期の科学読物
 第4節 理科童話・科学童話という名の科学読物
 第5節 まとめ
第4章 科学読物・科学絵本史(3)~昭和前期・後期の科学読物・科学絵本の歴史~
 第1節 はじめに
 第2節 「科学絵本」概念の成立~『キンダーブック』『小学科学絵本』『幼年科学絵本』~
 第3節 昭和前期の科学読物と「科学読物」概念の成立
 第4節 戟後の科学絵本の歴史の概要
第5章 幼児期の科学教育史(1)~保育項目「観察」の成立まで~
 第1節 はじめに
 第2節 「博物理解」から「談話」まで
 第3節 「談話」の変質と「観察」「自然体験」の芽生え
 第4節 おわりに
第6章 幼児期の科学教育史(2)~保育項目「観察」の展開と「幼児期の科学教育」の意味~
 第1節 はじめに
 第2節 1940年までの「観察」の展開
 第3節 1941年~終戟までの「観察」の展開と科学教育
 第4節 幼児期の科学教育
 第5節 おわりに
第7章 幼児期の科学教育史(3)~第二次世界大戦後から今日まで~
 第1節 はじめに
 第2節 戦後の幼稚園教育要領にみる幼児期の科学教育
 第3節 戦後の幼児期の科学教育論の展開~幼児の科学教育に
     関する書籍、領域「自然」のテキスト類を中心として~
第8章 幼児期の科学教育と探索・探究的な活動
 第1節 はじめに
 第2節 対象に興味・関心を持って関わること
 第3節 認識的興味の発達と探索・探究的な活動
 第4節 気づくことと探索・探究的な活動
 第5節 幼児の「疑問」と問題解決
 第6節 幼児が目的意識を持って対象と関わるということ
 第7節 結論・
第9章 科学絵本の物語性と科学性
    ~子ども自身の思考・経験・活動との関連の中で~
 第1節 はじめに
 第2節 科学絵本における特徴的な言葉―「きっかけ言葉」
 第3節 科学絵本における論理と物語の展開
 第4節 全体考察とまとめ
第10章 全体的考察と展望~科学的活動を豊かにする保育とは~
 第1節 幼児期の科学教育史・科学絵本史のまとめ
 第2節 科学的活動を豊かにする保育とは
 第3節 幼児期の科学教育における保育者の役割・援助
 第4節 今後の展望と課題
主要文献
謝辞
年表


申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者瀧川光治 著
発行年月日2006年02月28日
頁数336頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1558-7