産業教育史学研究日本工業教育発達史の研究
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まえがき
第一章 工業教育政策の展開
第一節 国内世論
一 工業化と教育―先覚者四人の語録
佐野常民/ワグネル/山尾庸三/ダイアー
二 日清・日露戦争と工業教育振興論
三 第一次世界大戦と工業教育拡張論
四 実業教育五十周年とその後の展開
第二節 国際情報
一 文部省による情報把握
初期の西洋教育情報/その後の西洋教育情報
二 イギリスヘの関心の低下
三 ドイツ優勢の情報普及
イギリスの内部情報/文部官僚の発言/工業教育家の推奨/ドイツヘの留学/産業界からの注目
四 世界の中の日本
第三節 工業教育法制
一 井上毅文政期の実業教育法制
二 工業教育法制の整備と強化
三 中橋徳五郎文政期の高等教育拡張策
四 工業教育行政機構の整備
第四節 工業学校制度
一 工業補習教育
二 中等工業教育
職工学校/徒弟学校/工業学校/職業学校
三 高等工業教育
高等学校工学部/高等工業学校/大学附属工学専門部
四 大学工学教育
帝国大学工学部/官立工業大学/私立大学工学部
第二章 工業教育の思想と実践
第一節 工業教育思想の系譜
一 ワグネルの系譜
二 ダイアーの系譜
三 手島精一の系譜
四 工業教育と工芸教育のちがい
第二節 関係者の工業教育意見
一 工業学校・徒弟学校長会
二 高等工業学校長会
三 工業関係団体
第三節 代表的工業教育家
一 納富介次郎
二 近藤徳太郎
三 中原淳蔵
四 中沢岩太
五 真野文二
六 大竹多気
七 田辺朔郎
八 柴田才一郎
九 今 景彦
十 鈴木達治
第三章 高等工業教育の発達
第一節 全般的動向
一 明治期の動向
二 大正期の動向
三 昭和前期の動向
第二節 代表的高等工業教育機関
一 東京帝国大学工学部
二 東京工業大学
三 大阪高等工業学校
四 熊本高等工業学校
五 京都帝国大学工学部
六 京都高等工芸学校
七 名古屋高等工業学校
八 仙台高等工業学校
九 明治専門学校
十 早稲田大学理工学部
十一 米沢高等工業学校
十二 秋田鉱山専門学校
十三 桐生高等工業学校
十四 横浜高等工業学校
十五 広島高等工業学校
第三節 私立昇格校の事例
一 工学院工業専門学校
二 東京電機高等工業学校
三 摂南高等工業学校
四 武蔵高等工業学校
第四章 中等工業教育の発達
第一節 全般的動向
一 明治期の動向
二 大正期の動向
三 昭和前期の動向
第二節 代表的中等工業教育機関
一 岩手県立盛岡工業学校
二 仙台工業学校
三 山形県立米沢工業学校
四 栃木県立足利工業学校
五 東京府立八王子工業学校
六 石川県立工業学校
七 富山県立高岡工芸学校
八 愛知県窯業学校
九 京都市立第一工業学校
十 奈良県立御所工業学校
十一 広島県立広島工業学校
十二 香川県立工芸学校
十三 福岡県福岡工業学校
十四 佐賀県立佐賀工業学校
十五 熊本県立工業学校
第三節 附属校・併設校の事例
一 文部省直轄学校の附属・併設校
東京高等工業学校の先例/工業専門学校の附属校/高等工業学校の併設校
二 私立大学の工業学校
早稲田大学/法政大学/日本大学/慶応義塾
三 工業学校の併設夜間校
第五章 第二次大戦末期の改編
第一節 戦時非常教育政策の展開
一 戦時末期の法令改訂
二 商業から工業への転換
三 国策への対応の論拠
第二節 高等工業教育の改編
一 文部省直轄学校の改編
帝国大学および工業大学/官立工業専門学校/商科大学および高等商業学校
二 公立工業専門学校の開設
東京の公立校/大阪の公立校/その他の公立校
三 私立工業大学および私立大学工業専門学校
私立工業大学/私立大学の工業専門学校
四 私立商業専門学校の転換
五 企業立工業専門学校
第三節 中等工業教育の改編
一 工業学校の増設
二 商業学校の転換
三 転換工業学校の実態
第四節 特色ある中等工業学校
女子の工業学校/攻玉社の工業学校/日満鉱工技術員協会の工業学校
第五節 敗戦時の工業教育機関
付表―敗戦時における工業教育機関一覧
注
補遺―ヘンリー・ダイアー再考―エンジニア教育の遺産・グローバリゼーションへの展望―
人名・事項索引