博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社｜(株）風間書房

中等歴史教育内容開発研究

開かれた解釈学習

目次を表示します。

　序章　本研究の意義と方法
　　第一節　研究主題
　　第二節　本研究の特質と意義
　　第三節　研究方法と本論文の構成
第一部　中等歴史教育における開かれた解釈学習
　第一章　解釈教授による閉ざされた歴史認識形成
　　第一節　教科書に基づく解釈教授の特質
　　第二節　閉ざされた解釈教授の問題点
　第二章　開かれた解釈学習による自主的・自立的歴史観形成
　　第一節　生徒による開かれた解釈学習
　　第二節　社会問題学習としての歴史学習
　第三章　歴史教育における開かれた解釈学習の類型
　　第一節　解釈批判学習
　　第二節　批判的解釈学習
第二部　解釈批判学習の教育内容開発
　第四章　解釈批判学習の教育内容開発の理論と方法
　　第一節　解釈批判学習の目標と意義
　　　一　　解釈批判学習の目標
　　　ニ　　歴史教育としての解釈批判学習の意義
　　　三　　社会科教育としての解釈批判学習の意義
　　第二節　解釈批判学習の内容構成原理
　　第三節　解釈批判学習の構成方法
　　　一　問いの基本型と授業の組織化
　　　二　組織化の事例(1)―目的・結果の解釈批判型の授業構成―
　　　三　組織化の事例(2)―個性・本質の解釈批判型の授業構成―
　　　四　組織化の事例(3)―構造・変動の解釈批判型の授業構成―
　　　五　解釈批判学習の類型
　第五章　人物の評価をめぐる学習
　　第一節　人物の解釈批判学習
　　第二節　主題の設定―独裁者の評価―
　　第三節　目標の設定―フランコの諸解釈―
　　第四節　解釈批判の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,フランコは独裁者となったのか」の教授計画書
　第六章　事件の評価をめぐる学習
　　第一節　事件の解釈批判学習
　　第二節　主題の設定―テロ事件の評価―
　　第三節　目標の設定―サライェヴォ事件の諸解釈―
　　第四節　解釈批判の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,オーストリア皇太子は暗殺されたのか」の教授計画書
　第七章　政策の評価をめぐる学習
　　第一節　政策の解釈批判学習
　　第二節　主題の設定―貿易政策の評価―
　　第三節　目標の設定―穀物法廃止の諸解釈―
　　第四節　解釈批判の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,穀物法は廃止されたのか」の教授計画書
　第八章　地域の評価をめぐる学習
　　第一節　地域の解釈批判学習
　　第二節　主題の設定―西アジア地域の評価―
　　第三節　目標の設定―メッカ社会とイスラーム成立の諸解釈―
　　第四節　解釈批判の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,メッカでイスラームは誕生したのか」の教授計画書
　第九章　社会変動の評価をめぐる学習
　　第一節　社会変動の解釈批判学習
　　第二節　主題の設定―フランス革命の評価―
　　第三節　目標の設定―ヴァンデ戦争の諸解釈―
　　第四節　解釈批判の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,ヴァンデ戦争は起きたのか」の教授計画書
　第十章　解釈批判学習の成果と課題
第三部　批判的解釈学習の教育内容開発
　第十一章　批判的解釈学習の教育内容開発の理論と方法
　　第一節　批判的解釈学習の目標と意義
　　　一　批判的解釈学習の目標
　　　二　批判的解釈学習の意義
　　第二節　批判的解釈学習の内容構成原理
　　第三節　批判的解釈学習の構成方法
　　　一　批判的解釈学習の組織化
　　　二　批判的解釈学習の教育内容の開発類型
　第十二章　二項一選択型政策決定の学習
　　第一節　二項一選択型政策決定の学習―目的・結果の批判―
　　第二節　主題の設定―予算問題の場合―
　　第三節　目標の設定―人民予算と関税改革案の目的・結果―
　　第四節　批判的解釈の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,イギリス国民は人民予算案を選択したのか」の教授計画書
　第十三章　二項一選択型政策決定の反省の学習
　　第一節　政策決定の反省の学習―原因・起源の批判―
　　第二節　主題の設定―戦争問題の場合―
　　第三節　目標の設定―ベトナム戦争の反省―
　　第四節　批判的解釈の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,元国防長官はベトナム戦争を反省したのか」の教授計画書
　第十四章　二項妥協型政策合意の失敗の学習
　　第一節　政策合意の失敗の学習―目的・結果,原因・起源の批判―
　　第二節　主題の設定―不況と民主主義の危機の問題の場合―
　　第三節　目標の設定―ワイマール共和国の合意形成の失敗―
　　第四節　批判的解釈の過程と発間の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,大統領はワイマール憲法第48条の非常大権を発動したのか」の教授計画書
　第十五章　二項試行錯誤型政策変更の学習
　　第一節　試行錯誤型政策変更の学習―目的・結果の連続的批判―
　　第二節　主題の設定―開発政策と環境問題の場合―
　　第三節　目標の設定―巨大ダム建設か,環境保護かの試行錯誤―
　　第四節　批判的解釈の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,アメリカはダム開発をやめたのか」の教授計画書
　第十六章　多項一選択型政策決定の学習
　　第一節　多項一選択型政策決定の学習―目的・結果の連続的批判―
　　第二節　主題の設定―食糧問題の場合―
　　第三節　目標の設定―旧ソ連の農業政策における意思決定―
　　第四節　批判的解釈の過程と発問の組織化
　　第五節　小単元「なぜ,ボリシェヴイキは集団農場をつくったのか」の
　　　　　　教授計画書
　第十七草　批判的解釈学習の成果と課題
　終章　開かれた解釈学習の成果と課題
参考文献
あとがき