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インターネットの社会心理学

社会関係資本の視点から見たインターネットの機能

定価: 18,700 (本体 17,000 円+税)
人と人、組織と組織をつなぎ協力を促進し、社会的ジレンマを解決する、エンパワーメントする。社会関係資本にインターネットが果たす役割を多角的に実証する。

【著者略歴】
宮田加久子(みやた かくこ)
1986年 東京大学大学院社会学研究科社会心理学専修博士課程修了
博士(社会心理学)〔東京大学〕
現在 明治学院大学 社会学部 社会学科 教授
目次を表示します。
第Ⅰ部 社会関係資本の視点から見たインターネット
序章 インターネットへの社会心理学的アプローチ
 1節 研究の発端
 2節 研究の背景
 3節 本論の構成
第1章 インターネットと社会関係資本の関わり 
 1節 インターネットの持つ意味
 2節 社会関係資本とは何か
 3節 本論での社会関係資本の定義と研究アプローチ
 4節 本論の研究目的
 5節 本論の研究領域と研究方法
 6節 本論の研究意義
第Ⅱ部 インターネットによるネットワークの補完
第2章 インターネットによるネットワークの変化
 1節 研究領域Ⅰにおける研究課題
 2節 インターネット利用とネットワークの関係性
 3節 利用内容によって異なるネットワークへの影響
 4節 ネットワークの補完を促進する要因
 5節 インターネットと?般的信頼の関係
 6節 研究領域Ⅰにおけるリサーチ・クエスチョンと概念仮説
第3章 インターネット利用とネットワークの関係性の検証
 1節 横浜調査:研究1
 2節 内閣府調査の再分析:研究2
 3節 考察とまとめ
第Ⅲ部 消費者行動におけるインターネットの利用と社会関係資本
第4章 オンライン・コミュニティが消費者行動に及ぼす影響
 1節 研究領域Ⅱにおける研究課題
 2節 消費者行動に活用される資源
 3節 オンライン・コミュニティでだれが資源を提供するのか
 4節 オンライン・コミュニティにおける信頼
 5節 社会関係資本の効果としてのエンパワーメント
 6節 研究領域Ⅱにおけるリサーチ・クエスチョンと概念仮説
第5章 オンライン・コミュニティにおける社会関係資本の活用
 1節 消費者間オンライン・コミュニティの内容分析:研究3
 2節 消費者間オンライン・コミュニティ参加者へのウェッブ調査:研究4 3節 消費者行動におけるオンライン・コミュニティの意味
第6章 オンライン・コミュニティにおける社会関係資本の提供:研究5
 1節 研究5の目的
 2節 研究5における調査方法
 3節 結果1:オンライン・コミュニティの位置づけ
 4節 結果2:社会関係資本の提供とその動機付け
 5節 考察
第7章 オンライン・オークションにおける信頼:研究6
 1節 研究6の目的
 2節 研究6における調査方法
 3節 結果1:出品者に対する信頼の判断
 4節 結果2:評判の形成
 5節 信頼の形成と評判の役割
第8章 インターネットによるエンパワーメント:研究7
 1節 研究7の目的
 2節 研究7における研究方法
 3節 研究7の結果
著者宮田加久子 著
発行年月日2005年02月28日
頁数624頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1484-9