唱歌遊戯作品における身体表現の変遷
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序 章 唱歌遊戯の研究の目的と方法
第Ⅰ部 明治・大正期の唱歌遊戯作品
第1章 明治期の唱歌遊戯作品(1868―1912年)
はじめに
第1節 明治7年―19年頃(1874?1886年)の保育内容導入期の唱歌遊戯作品
(1)翻訳書にみられる遊戯作品
(2)伊澤修二の唱歌遊戯
(3)行進遊戯の導入と紹介
第2節 明治20年代(1887?1896年)の唱歌遊戯作品
(1)唱歌遊戯の普及
(2)行進遊戯の普及
第3節 明治30年?38年(1897?1905年)の體操遊戯取調委員会報告までの唱歌遊戯作品
(1)唱歌遊戯作品数の増加
(2)題材の拡がり
(3)唱歌遊戯作品の特徴
(4)行進遊戯関係書の増加と行進遊戯の種類
第4節 明治39年の體操遊戯取調委員会報告以後から明治末までの唱歌遊戯作品(1906―1912年)
(1)體操遊戯取調委員会報告の唱歌遊戯への影響
(2)唱歌遊戯作品の題材への国定教科書の影響
(3)行進遊戯における歩法
第5節 唱歌遊戯にみられる「徳育」と身体表現
(1)歌詞に見られる徳目の内容
(2)徳目題材における身体表現の特徴
まとめ
第2章 大正・昭和前期における土川五郎の遊戯作品(1917―1940年)
はじめに
第1節 土川五郎の略歴と業績
第2節 土川五郎の遊戯観とその変遷
(1)第Ⅰ期(大正4年―12年)
①従来の表情遊戯の5つの問題点
②リズムについて
③動きに伴う感情について
(2)第Ⅱ期(大正13年―昭和9年)
①大正14年―芸術という言葉について
②遊戯について
③幼児にふさわしい遊戯の特質
(3)第Ⅲ期(昭和10年―22年)
①子供の遊びについて
②音楽と子供について
③子供の遊戯・踊りについて
まとめ
第3章 土川五郎の遊戯作品における身体表現の特質
第1節 対象作品とその内訳
第2節 遊戯題材の特色
(1)『律動遊戯』(第壱集)の遊戯題材
(2)雑誌『幼兒の教育』に掲載された遊戯題材
(3)遊戯集の遊戯題材
(4)絵本『コドモノクニ』における遊戯題材
第3節 身体表現の特色
(1)律動遊戯における表現方法
(2)表情遊戯の表現方法
第4節 代表事例にみられる作品の表現方法の特色
(1)大正6年『律動遊戯』(第壱集)から
(2)『幼兒の教育』(19巻2号―40巻12号)から
(3)『律動的表情遊戯』(第1―10輯)から
(4)『コドモノクニ』(7巻6号―14巻9号)から
第5節 運動の種類
(1)律動遊戯の作品における運動の特色
(2)表情遊戯の作品における運動の特色
まとめ
第Ⅱ部 戸倉ハルの唱歌遊戯作品
第1章 昭和前期における戸倉ハルの唱歌遊戯作品(1926―1944年)
はじめに
第1節 戸倉ハルの略歴と業績
第2節 戸倉ハルの遊戯観
(1)子供の表現へのまなざし
(2)学校体操教授要目の改正をめぐって
第3節 戦前の戸倉作品の身体表現の特質
(1)作品題材の特色
(2)表現方法の特色
(3)運動の種類
(4)代表作品事例の検討
まとめ
第2章 昭和中期(戦後)における戸倉ハルの唱歌遊戯作品(1945―1968年)
はじめに
第2章 昭和中期(戦後)における戸倉ハルの唱歌遊戯作品(1945―1968年)第1節 戸倉ハルの戦後の遊戯観
第2章 昭和中期(戦後)における戸倉ハルの唱歌遊戯作品(1945―1968年)(1)遊戯からダンスの名称へ
(2)「遊び」におけるリズムと表現
(3)創作と既成作品の関係
第2節 戦後の戸倉作品の身体表現の特質
(1)作品題材の特色
(2)表現方法の特色
(3)運動の種類
(4)戦後戸倉作品の代表作品事例の検討
まとめ
終 章
参考文献
謝辞