視覚障害者の自立と音楽
アメリカ盲学校音楽教育成立史
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12,650
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序章 課題と方法
第一節 先行研究と課題の設定・方法
第二節 構成と資料
第三節 用語
文献および注
第一章 アメリカ合衆国の盲院における職業教育としての音楽教育の導入
第一節 創設期のアメリカ盲院における盲人自立への期待と音楽教育の導入
1.創設期の盲院における教育構想と音楽教育の導入
2.アメリカ社会における音楽の文化的・教育的発展と音楽家の需要
文献および注
第二節 初期盲院における音楽教育の内容と方法
1.演奏実技指導の重視
2.音楽理論教育の萌芽
3.音楽教員の勤務実態と音楽教育の対象者
文献および注
第三節 音楽教育における最初の成果と就業可能性への懸念
1.音楽家としての就業の実現と盲院教育者としての卒業生の活躍
2.演奏会の開催による経済的効果と社会啓発
文献および注
第二章 盲院の音楽教育における教育内容の改善・拡充と地域社会における音楽発展の影響
第一節 盲院における音楽家養成の挫折と音楽教育の再構築
1.音楽教育における盲人有能論の撤回と新たな意義の強調
2.各盲院における音楽教育の再構築とその実現要因
文献および注
第二節 盲院設置都市における文化、教育ならびに産業としての音楽の発展と盲院の音楽教育に対する影響
1.地域における演奏会開催の日常化と盲院教育への利点
2.ボストンにおける音楽院の創設とS.G.ハウによる盲人音楽院設置論
3.新興産業としてのピアノ製造業の確立と盲院におけるピアノ調律教育の開始
文献および注
第三章 公教育としての盲学校の位置づけと音楽教育における目的の二層化
第一節 盲学校における基礎教育としての音楽教育の成立と音楽家養成における専門性の追求
1.人間発達の一手段としての音楽教育の成立と職業教育としての意義の相対化
2.演奏実技指導における履修楽器の見直しと理論教育の充実
3.音楽家養成における新たな教育方法の模索
文献および注
第二節 創設期の盲学校幼稚部における音楽教育の導入とその教育的意義
1.創設期のアメリカ盲学校幼稚部における歌唱指導の導入
2.パーキンス盲学校幼稚部における本校の基礎段階としての音楽教育の整備
3.音楽的能力の伸長と学習意欲の喚起
文献および注
終章 まとめと今後の課題
文献および注
文献
索引
あとがき