学習社会・情報社会における学校図書館
定価:
6,600
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6,000
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はじめに
第1章 学習社会・情報社会における学校図書館―塩見昇
第1節 学習社会・情報社会における学校と学び
1 「これからの学校」像
2 学習社会
3 情報社会
4 学校の独自な役割
5 学校における学び
第2節 図書館の教育力
1 図書館という仕組みの特性
2 図書館を図書館たらしめる要件と原理
3 図書館の教育力
第3節 教育としての学校図書館
1 図書館活動と図書館教育
2 豊かな学習過程と新たな学校文化の創造
3 “ひろば”としての「学習情報センター」
第4節 学校図書館専門職員の在り方
1 「本があって、人がいて」
2 97年法改正における「人」
3 学校図書館における「専門職員」
4 現在の制度と現実の乖離
5 これからの学校図書館専門職員に向けて
第2章 学校図書館と学校教育―船寄俊雄
第1節 今、なぜ学校図書館か
1 ゆとり教育をいかに受けとめるか
2 学力低下問題から学力問題へ
第2節 学校図書館概念の成立
1 学校図書館とはなにか
2 塩見昇の学校図書館機能論
3 授業と学校図書館
第3節 学校図書館と教育の変革
1 時代おくれ
2 知的自由の尊重と教育的配慮
3 サービスという考え方
4 地域社会との共同
第3章 情報社会における学校図書館利用者数育のカリキュラムとパラダイム―森田英嗣
第1節 課題としての利用者教育
第2節 米国に見る利用者教育カリキュラム
1 到達点としての『インフォメーション・パワー』
2 利用者教育カリキュラムの特質
3 新しい利用者教育パラダイムがもたらす課題
第3節 目本における利用者教育の変化と課題
1 1970年以前の利用者教育
2 1970年代以降の変化と課題
第4節 これからのわが国における利用者数育の形成に向けて
第4章 学校図書館法の変遷と教育行政の推移―土屋基規
はじめに
第1節 戦後教育改革と学校図書館
1 学校制度の改革と教育方法の刷新
2 学校図書館の法的地位と行政
第2節 学校図書館法の成立と課題
1 学校図書館法の成立経過
2 学校図書館法の構成
3 学校図書館法案の国会審議の論点と課題
第3節 学校図書館法の改正沿革と課題
1 学校図書館法改正の要求
2 学校図書館法改正の概要
3 1997年学校図書館法改正の意義と課題
第4節 地方分権化と学校図書館行政の課題
1 学校図書館法の性格
2 改正学校図書館法施行後の司書教諭の配置状況等
3 学校図書館行政の課題
おわりに
第5章 情報社会における教育人権と学校図書館―木幡洋子
はじめに
第1節 情報社会と学校図書館
1 情報社会における主権概念
2 情報社会における教育権保障
第2節 教育改革と学校図書館
1 学校図書館法制定と学校図書館への期待
2 教育改革と学校図書館
3 学校図書館と教育権保障
第3節 オーストラリアの教育改革と情報教育
1 オーストラリア教育改革の背景
2 ホバート宣言
3 アデレード宣言
4 情報時代における教育と学校図書館
第4節 ケンタッキー州教育改革と主権者教育
1 ケンタッキー州教育改革
2 Rose v.Council for Better Education,790 S.W.2d 186(Ky.1989)
3 ケンタッキー教育改革法(KERA)
4 ケンタッキー教育改革法と主権者教育
第5節 新世紀における市民としての教育権と学校図書館
1 日本の教育改革と学校図書館
2 教育人権保障としての学校図書館
まとめ
資料 1 アデレード宣言
2 ASLA指針
結びとして
あとがき
索引