博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

高等教育における文章表現教育に関する研究

高等教育における文章表現教育に関する研究

大学教養教育と看護基礎教育に向けて

定価: 7,480 (本体 6,800 円+税)
文章表現力を認知心理学の枠組みで捉え、基礎的・実証的研究と応用的・開発的研究の両面から追究した書。大学教養教育と看護基礎教育に有益な示唆を与える。
【この書籍は現在品切です。重版は未定です(2011.5.11~)】

【著者略歴】
井下千以子(いのした ちいこ)
 1957年 福島県に生まれる
 1979年 聖心女子大学文学部教育学科心理学専攻卒業
 2001年 日本女子大学大学院人間生活学研究科人間発達学専攻修了
      博士(学術)
 現 在 慶應義塾大学国際センター非常勤講師
      桜美林大学文学部健康心理学科非常勤講師
      京都大学高等教育教授システム開発センター非常勤講師
目次を表示します。
第1章 間題の所在と研究の目的
 第1節 問題の所在
  1.1 大学教育における言語表現指導の実状と問題
  1.2 初等・中等教育における作文教育の実状と問題
  1.3 大学での一般情報教育における文章表現指導の問題
  1.4 卒業後の社会人・職業人としての文章表現力の問題
 第2節 関連研究の概観
  2.1 心理学における言語研究
  2.2 認知心理学における文章産出研究
  (1)海外における文章産出研究
  (2)わが国における文章産出研究
  2.3 作文教育に関する研究
  (1)国語教育における作文教育に関する研究
  (2)日本語教育における作文指導に関する研究
  2.4 言語技術の教育・訓練に関連した活動
  2.5 先行研究・事例からの示唆 ―関連研究のまとめとして―
  (1)認知心理学における文章産出研究からの示唆
  (2)作文教育や書くことの訓練に関連した活動からの示唆
 第3節 本研究の目的
  3.1 本研究の目的
  3.2 文章表現教育の定義と高等教育における位置づけ
 第4節 本論文の構成
第2章 大学教育における文章表現教育の検討
 第1節 研究の背景と研究枠組み
  1.1 研究の背景
   1.1.1 言語技術教育について
   1.1.2 教育実践からの問題意識
  1.2 研究目的
  1.3 研究枠組み
 第2節 事実と意見の識別課題が文章の再生に及ぼす影響
  2.1 目的
  2.2 方法
   2.2.1 方法論の検討
   2.2.2 実験方法
   2.2.3 分析方法
  2.3 結果
  2.4 考察
 第3節 事実と意見の識別課題が意見文産出に及ぼす影響
  3.1 問題と目的
  3.2 方法
   3.2.1実験方法
   3.2.2 分析方法
  3.3 結果
  3.4 考察
 第4節 結論と今後の課題
第3章 看護教育における看護記録教育の検討
 第1節 研究の背景と研究枠組み
  1.1 研究の背景
   1.1.1これまでの看護記録に関する問題
   1.1.2 研究の動向
  1.2 研究枠組み
  1.2.1研究枠組み
   1.2.2 研究目的
   1.2.3 方法論の検討
 第2節 看護記録の認知に影響を及ぼす要因の分析
  2.1 目的
  2.2 調査方法
  2.3 結果
   2.3.1 カテゴリー別の結果
   2.3.2 対象者別の結果
  2.4 考察 ―着護記録の認知に影響を及ぼしている要因―
 第3節 臨床実習記録の認知に関する問題点の分析
  3.1 目的
  3.2 調査方法
  3.3 結果
  3.4 考察―臨床実習記録の認知に関する問題点―
 第4節 結論と今後の課題
  4.1 結論―看護基礎教育と卒後数育への示唆―
  4.2 今後の課題
第4章 高等教育における文章表現教育プログラムの開発
 第1節 大学教養教育に向けた文章表現教育プログラムの開発
  1.1 研究の背景
   1.1.1 日本語教育の実践例を取り上げる理由
   1.1.2 問題の整理と確認
  .2 目的
  1.3 研究方法
  1.4 プログラム開発の枠組み
  1.5 プログラムの作成手順
  1.6 プログラムの特徴
  1.7 プログラムの実践結果
  1.8 プログラムの評価
  1.9 プログラム開発への示唆―メタ認知を促す3段階学習モデルの提案―
 第2節 看護基礎教育に向けた看護記録作成指導プログラムの試案
  2.1 研究の背景
  2.2 目的
  2.3 プログラムの特徴
  2.4 プログラムの試案―メタ認知を促す授業―
  2.5 今後の課題
第5章 本研究の総括と今後の課題
 第1節 本研究の総括
  1.1 本論文の要旨
  1.2 本研究で得られた成果
 第2節 今後の課題
引用・参考文献
謝辞

申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者井下千以子 著
発行年月日2002年12月15日
頁数194頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1340-8