アメリカ音楽科教育成立史研究
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序章 本研究の意義と方法
第一節 研究主題
第二節 本研究の特質と意義
第一章 音楽科教育運動の課題
第一節 世紀転換期の唱歌科教育
一 唱歌科の確立
二 唱歌科の性格
第二節 世紀転換期中等学校における音楽教育
一 中等教育改革運動と音楽科
二 中等学校音楽教育の一般的状況
第三節 音楽科教育運動の展開
第二章 C.H.ファーンズワースの音楽科教育論
―音楽的観念の形成―
第一節 C.H.ファーンズワースの課題と活動
第二節 音楽科教育の原理
一 芸術音楽の人間形成上の価値
二 音楽科教育の目的―鑑賞力の育成―
三 音楽科教育の目標―音楽的観念の形成―
四 音楽科教育の方法原理
第三節 初等音楽科教育の方法
一 音楽科教育構想上の課題
二 音楽科教育の内容系統
三 学年段階と学習領域
四 学習指導法
第四節 音楽科学習指導論
一 歌唱指導の原理と方法
二 記譜法指導の原理と方法
三 鑑賞指導の原理と方法
四 器楽演奏の指導
第五節 スネデン・ファーンズワース論争
一 論争の過程
二 音楽の価値
三 音楽科教育の目的と位置
四 音楽科教育の原理
五 論争の性格と意義
第六節 歴史的意義
第三章 A.M.フライベルガーの鑑賞教育論
―音楽批評能力の育成―
第一節 フライベルガーの課題と活動
第二節 音楽科教育の根幹―鑑賞教育―
一 音楽科の地位の向上
二 音楽科の意義
第三節 鑑賞教育の目的―音楽批評能力の育成―
一 鑑賞教育―聴取レッスン―
二 聴取レッスンの目標
第四節 学習指導の原理
一 学習指導の課題
二 聴くことによる学習―集中と識別―
三 言語による学習
四 音楽批評の基盤
第五節 聴取学習内容の編成
一 全体計画
二 第1-3学年―感覚期―
三 第4-6学年―観念連合期―
四 第7-10学年―青年期―
五 課程編成の特徴
第六節 聴取学習指導の方法
一 音楽学習指導方法の特徴
二 各学年の鑑賞指導―鑑賞能力育成の系統―
第七節 歴史的意義
第四章 F.E.クラークの低学年鑑賞教育論―聴取力育成―
第一節 クラークの課題と活動
第二節 音楽教育改革論―芸術音楽鑑賞―
第三節 鑑賞教育の原理
一 低学年音楽科における鑑賞の教育的意義
二 学校音楽と鑑賞教育
三 音楽科における鑑賞指導の目的・目標
第四節 低学年の鑑賞指導の内容と方法
一 学習活動領域
二 教材曲の選択
三 第1-3学年の鑑賞指導内容
四 学習指導の方法
第五節 歴史的意義
第五章 音楽科教育実践(1)―生活主義―
第一節 実験学校と音楽科教育運動
第二節 デューイ・スクールにおける音楽学習
一 カリキュラムの全体計画と音楽学習の位置
二 音楽的活動の内容
三 M.R.ケーンの音楽学習指導論
四 ケーンの理論とデューイ・スクールの音楽学習
五 評価
第三節 シカゴ大学教育学部附属実験学校の実践
一 音楽学習の目的
二 音楽科カリキュラム
三 性格と問題点
第四節 ミズーリ大学附属初等学校における音楽学習
一 学校教育の組織
二 音楽学習活動の位置と内容
三 特質と問題点
第五節 歴史的意義
第六章 音楽科教育実践(2)―芸術主義―
第一節 音楽科教育運動とホーレス・マン・スクール,スパイヤ・
スクール
第二節 スパイヤ・スクール・カリキュラム(1903年版)における音楽科
課程
一 学校教育における音楽科の位置
二 初等音楽科課程
第三節 ホーレス・マン・スクール(1906-7年版)における音楽科課程
一 学校教育における音楽科の位置
二 音楽科課程
三 教授過程
第四節 スパイヤ・スクール・カリキュユラム(1913年版)における音楽
科課程
一 学校教育における音楽科の位置
二 音楽科課程
第五節 歴史的意義
第七章 音楽科教科書―『進歩主義音楽双書』の性格と意義―
第一節 音楽科教育運動と『進歩主義音楽双書』
第二節 音楽科教育の原理
一 音楽科教育の目標―識別的鑑賞力の育成―
ニ 識別的鑑賞力
三 鑑賞力育成の論理
四 音楽の学習領域
第三節 音楽科教育の内容編成
一 教科書の内容編成
二 全体計画
第四節 音楽科の学習指導
一 学習指導内容の編成
ニ 学習指導法
第五節 歴史的意義
第八章 中等学校音楽科の成立と性格―NEA中等教育改造審議会音楽科委員会
報告―
第一節 中等学校音楽科教育運動
一 MTNA・NEA合同委員会報告
二 MSNCハイスクール委員会報告
三 中等教育改造審議会の課題
第二節 中等教育改造審議会音楽科委員会
第三節 中等学校における音楽科の位置と目的
一 『中等教育の根本原理』―生活主義―
二 音楽科委員会報告―芸術主義―
第四節 音楽科教育の目標
第五節 音楽科課程
一 予備的報告書における教科課程
二 本報告における音楽科課程
三 初等学校音楽科の内容
第六節 歴史的意義―中等学校音楽科の性格と意義―
第九章 初等学校音楽科の成立と性格―MSNC教育委員会報告―
第一節 MSNC教育委員会の課題と活動
第二節 委員会の基本方針
一 音楽科教育の価値
二 音楽科教育の目標
第三節 初等学校音楽科課程
第四節 歴史的意義
終章 音楽科教育の成立と性格―生活音楽表現者から芸術音楽鑑賞者へ―
史料及び引用・参考文献
謝辞