連歌の心と会席
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はじめに
連歌の魅力
連歌の発展
連歌の絶滅
連歌の衰退
近代の思潮
子規の否定
連歌の重要性
第一章 連歌の方法―「愛宕百韻」を手がかりに
1 「愛宕百韻」
本能寺の変
光秀発句の真相
2 連歌の詠まれ方
百句を連ねる
付合
連続と飛躍
古典主義
発句
当季
切字
切字四十八文字
挨拶
参加人数
作句数
3 式目
輪廻
式目の内容
一座何句物事
何句可隔物事
句数事
行様
伝統文化と式目
可分別物・水辺体用事・体用事
第二章 連想の基盤―古典主義の文芸
l 寄合という方法
寄合とは
付合の種類
寄合という付合
寄合の成立
源氏寄合
寄合と本歌・本説
寄合からの脱却
2 本意及び本歌・本説
連想の基盤
本意というもの
本歌付
『新古今集』と連歌
本説付
本意付
光秀発句の本意
時節の本意
詞付と本意付
3 古典研究
付合のための古典
文学としての古典
宗舐と『古今集』
古典研究者としての宗祀
連歌師の古典学
第三章 連歌会席―『猿の草子』の連歌会席図を手がかりに
1 会席の文芸ということ
人々の集い
寄合・一揆・座
会席の文芸
2 『猿の草子』について
物語の概要
『猿の草子』の時代
成立時期
制作目的
有力武家への対抗意識
将軍御成記
3 伊賀守の連歌興行
連歌興行の意志
宗匠への依頼
宗匠
座の宗匠
執筆
執筆のなり手
発句と脇句の作者
連歌会の時間
茶・茶菓子
茶・香の寄合
会席における茶・香
一巡
第三句以下
4 『猿の草子』の連歌会場
伊賀守邸
伊賀守邸の座敷
酒宴と連歌会の座敷
5 連歌興行の場所
初期の連歌会
後鳥羽院主催の連歌会
特殊な場所
花の下
笠置連歌
閣
会所
連歌会所
四畳半の座敷
庭
6 座敷飾り
『猿の草子』の座敷飾り
座敷飾りの成立
押板・違棚・付書院
天神名号
『猿の草子』の茶道具
立花・香
『猿の草子』の名品・名物
第四章 連歌会席作法
1 連歌会の諸相
歌会後の余興
賭物連歌
文学化
2 連歌会の進行
連歌会当日前
当日
3 連歌会席に臨む心得
会席二十五禁
他書での注意
『連歌会席式』
礼法
『宗五大草紙』
連歌での作法
4 亭主の役割・作法
連歌興行を主催
連絡の余裕
連歌会場の設営
浜拶・接待など
会席の経費
5 連衆の作法
参加への心構え
古典の復習
発句などの用意
平句の場合
出座・遅刻・中座
出句
出合
分句
出句の頃合
指合
飲食などの注意
6 執筆作法
執筆の用具
出座
文台捌き
立て膝
懐紙への記載
匂いの花
会席の終了
出句の捌き
句の裁可
指合の処理
句の読み上げ
懐紙の用い方
懐紙書様
その他の書記上の注意
遅刻者への対応
その他の振舞い
主要参考書
あとがき