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フレーベル教育思想の研究

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
フレーベル教育学に対する論理的な解釈をとおして、心情にもとづく知性の陶冶のありかたを提示し、「生への畏敬」の心を養う教育観を展開する。

【著者略歴】
倉岡正雄(くらおか まさお)
昭和5年 東京都に生まれる
昭和33年 広島大学大学院文学研究科修士課程修了
昭和51年 玉川大学文学部教授
平成7年 教育学博士(広島大学)
平成9年 大阪女子短期大学教授
目次を表示します。
まえがき
序章
第1章 弁証法的性格
  第1節 論理化への課題
  第2節 法則観
  第3節 ヘーゲル弁証法との対比
  第4節 力の始源論
第2章 自然の概念
  第1節 外的自然の内面化
  第2節 Menschennaturへの展開
  第3節 「神・自然・人間」の関係
第3章 法則観の思想的基盤
  第1節 法則観の特異性―ドイツ観念論との対比―
  第2節 教育の原理的課題
  第3節 「統一性」と「多様性」の関係
  第4節 「容中律」へのロゴスの発展
第4章 神性論の論理
  第1節 「第三者」(ein Drittes)の性格 
  第2節 「非合理的なもの」へのアプローチ
  第3節 「対立」と「矛盾」の関係
第5章 自然哲学
  第1節 生(Leben)の発展過程
  第2節 「三位一体」観における「統一性」について
  第3節 「色彩論」にみられる自然観
第6章 人間哲学
  第1節 「形成衝動」(Bildungstrieb)
      ―神と人間との関係をめぐって―
  第2節 「表現―還帰」の志向性
  第3節 「統一観」の論拠―シェリングとの関係―
終章 「生の合一」について
あとがき
註記
参考文献
索引
著者倉岡正雄 著
発行年月日1999年02月28日
頁数264頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1122-0