博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

  • 残部僅少

構成活動を中心とした音楽授業の分析による児童の音楽的発達の考察

定価: 19,800 (本体 18,000 円+税)

小学校における自由な曲つくりの授業分析を通して、児童がいかに音楽的発達を実現していくかを活動過程と所産である演奏・作品を関連させて論じた労作。

【著者略歴】
小島律子(こじま りつこ)
1973年 お茶の水女子大学文教育学部(音楽教育学専攻)卒業。
1978年 名古屋大学大学院教育学研究科(教育方法学専攻)博士課程満了。
1993年 名古屋大学より博士(教育学)。
大阪教育大学教授
専門は音楽教育学、教育方法学、特に音楽科の授業論。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
はじめに
 1 研究の目的
 2 問題の所在と研究経過
 3 研究の方法
第1章 関連文献の概観
 第1節 音楽的発達とは 
 第2節 音楽的発達に関する研究状況
 第3節 音楽的構成活動における発達研究
 第4節 本研究の特色
第2章 曲づくりにみられる学年的な発達の様相 その1
    ―能勢町立田尻小学校での縦断的研究―
 第1節 1学年の事例
 第2節 2学年の事例
 第3節 3学年の事例
 第4節 4学年の事例
 第5節 5学年の事例
 第6節 6学年の事例
第3章 曲づくりにみられる学年的な発達の様相 その2
    ―愛知県宮崎小学校と島根県澄川小学校での横断的研究―
 第1節 研究経過
 第2節 活動の様子と学年的な特徴
 第3節 曲づくりにおける一般的な学年的発達
第4章 児童の音楽構成活動における一般的発達と個人的発達の相互関連
 第1節 目的と方法
 第2節 小百合の事例
 第3節 友田の事例
 第4節 的場の事例
 第5節 中垣内の事例
 第6節 幸代の事例
 第7節 まとめ
第5章 児童の作品における音楽的意味と発達的様相
 第1節 リズムの原型
 第2節 パルス型(点型)
 第3節 持続型(線型)
 第4節 混合型
 第5節 子どものリズムの根底にあるもの
第6章 児童の音楽構成活動におけるコミュニケーション
 第1節 コミュニケーションのきっかけ
 第2節 「共有」を求めるコミュニケーション
 第3節 「共有」物を検討するコミュニケーション
 第4節 閉じた子どもにおけるコミュニケーション
 第5節 まとめ
第7章 要約,結論,課題
 第1節 要約
 第2節 結論
 第3節 今後の課題
おわりに
 謝辞
 附記
付録
 採譜集
 児童の作品の資料番号
著者小島律子 著
発行年月日1997年03月15日
頁数372頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1014-8