トラウマケアとPTSD予防のためのグループ表現セラピーと語りのちから
国際連携専門家養成プログラム開発と苦労体験学の構築
定価:
2,750
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2,500
円+税)
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はじめに
序章 トラウマケア/リカバリーの専門家養成のための国際連携プログラム開発を目指して
1.本書の背景
1-1 トラウマケア/PTSD予防の専門家養成の必要性とリカバリーモデルに基づくプログラムの開発
1-2 イスラエルのアートセラピストとの連携
2.本書の目的(ねらい)
3.本書の構成
第1部 トラウマケアの今日的課題
第1章 日本にトラウマケアの力を育てる―東北復興支援におけるJISPの活動を通して―
1-1 概観
1-2 被災地のメンタルヘルス課題へのイスラエイドとJISPの対応
1-3 日本における心理社会的支援の課題と機会
1-4 心理社会的アプローチ
1-5 日本国際トラウマケア/緊急支援センター(Japan International Center for Trauma-care and Emergency Relief:JICTER)の設立へ
引用・参考文献
第2章 トラウマケアにおける表現セラピー
2-1 表現セラピー(Expressive therapy)の歴史
2-2 表現セラピーとは
2-3 トラウマ/PTSDとは
2-4 トラウマケアの現在
2-5 トラウマの問題に対する表現セラピー
引用・参考文献
第3章 トラウマケア/リカバリーの専門家養成プログラム
―包括的グループ表現セラピーの視点―
3-1 日本国際トラウマケア/緊急支援センター[JICTER]の設立 (Japan International Center for Trauma-care and Emergency Relief)
3-2 JICTERの専門家養成プログラム立案の必要性
3-3 イスラエル視察
3-4 JICTERのプログラム案:包括的グループ表現セラピーの構築に向けて
引用・参考文献
第2部 トラウマケア/PTSD予防とグループ表現セラピーの実際
第4章 被災支援者養成のためのグループ表現セラピーの実際
はじめに 表現療法とイスラエル
4-1 ヒーリングジャパン・プロジェクトにおける表現セラピー
コラム1:震災後の宮城 アートの役割
コラム2:支援者を支援すること
4-2 アートセラピー(1)
コラム3:自分の復興支援
4-3 アートセラピー(2)
コラム4:被災地の対人支援者が触れた初めてのアートセラピー
4-4 表現アーツセラピー
4-5 ミュージックセラピー
コラム5:アートのもつチカラ
4-6 ダンスムーブメントセラピー
コラム6:チャンネルが開く感覚
4-7 グループセラピー
第3部 東日本大震災の「語り」に基づく苦労体験学の構築
はじめに 東日本大震災の「語り」に基づく苦労体験学の構築―心的外傷後成長(Posttraumatic Growth:PTG)の視点より―
第5章 心的外傷後成長(PTG)研究におけるナラティブ・アプローチ―苦労体験学(Suffering Experience Research)に向けて―
5-1 心的外傷後成長(PTG)とはなにか
5-2 心理学と心理療法におけるナラティブ
5-3 心的外傷後成長(PTG)研究におけるナラティブ・アプローチの意義
5-4 『東北の声』の記録からの体験談
5-5 結論および実践のための提案
第6章 テキストマイニングによる被災体験学(Disaster Experience Research)への混合研究法アプローチ―死に関する表現と心的外傷後成長(PTG)―
6-1 問題
6-2 目的
6-3 結果
6-4 考察
第7章 東北被災者における援助体験学(Helper Experience Research)―援助者セラピー原則(Helper Therapy Principle:HTP)に着目して―
はじめに
7-1 援助者セラピー原則(援助者療法)(Helper Therapy Principle:HTP)
7-2 被災と援助の体験による₆分類 205
7-3 『東北の声―Voices of Tohoku』(一般社団法人JISP)における被災者の6つのタイプ
7-4 方法
7-5 結果
7-6 考察
おわりに
コラム7:女性達への聞き書きを通して―宮城県石巻市にて―
あとがき
謝辞
Acknowledgement