日本詩歌への新視点
廣木一人教授退職記念論集
定価:
8,800
円(本体
8,000
円+税)
- 目次を表示します。
-
はじめに
和歌・連歌・俳諧(俳諧連歌)という文学―韻文学史観構築のために― 廣木一人
旅の「夜」を詠む羇旅歌―題詠と羇旅部の変遷―
ボニー・マックルーア
宗尊親王の万葉歌摂取の一手法―『文応三百首』八五番歌の本文を巡って― 佐藤智広
鎌倉・南北朝期における中殿和歌御会と三席御会 山本啓介
『長短抄』と『竹園抄』 梅田 径
『実隆公記』文明八年十月条に見える「名所部類」編纂活動について 嘉村雅江
冷泉為和の和歌表現―『蔵玉集』との関わりを通して― 岡﨑真紀子
鷺水浮世草子における引用和歌―『御伽百物語』の手法を端緒として― 藤川雅恵
大田垣蓮月の画賛観 田代一葉
連歌テニハ論と『知連抄』テニハ付合法の性格 寺尾麻里
能阿『集百句之連歌』の再検討 大谷 大
『河越千句』の異同と式目―連歌の本文生成のプロセス― 生田慶穂
付合はどこから来たのか 松本麻子
付句集『春夢草』古注の性格 浅井美峰
「うつほ寄合」と荒木田麗女 雲岡 梓
近世前期(芭蕉以前)における恋俳諧―「恋の詞」の有無を中心に―
永田英理
園女自撰集『菊の塵』に見る菊の句 木下 優
笑話のなかの俳諧 藤井史果
俳句革新運動期における「新題」 福井咲久良
石川淳と俳諧―「修羅」「至福千年」の構造を中心として― 若松伸哉
失われた風景を追う―内田百閒『阿房列車』の中の唱歌―
西井弥生子
中世日本の辺境認識―東方の境界領域「外の浜」をめぐって―
杉山和也
『平家物語』における和歌一覧(巻一~巻六)
園部真奈美・高橋亜紀子・高村桂子・田村睦美
柿衞文庫蔵『歴翁廿四歌仙』翻刻と解題 稲葉有祐
業績一覧
あとがき