レクチャー 青年心理学
学んでほしい・教えてほしい青年心理学の15のテーマ
定価:
2,750
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2,500
円+税)
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はじめに 本書の構成とねらい
第1章 生涯発達の中の青年期
1.子どもからおとなへの移行期としての青年期
2.生涯発達における青年期の意味
3.青年心理学が目指す青年理解
コラム1――諸外国の青年期
第2章 青年期の身体的変化と心理的影響
1.青年期に起こる身体的変化
2.身体発達の世代差と個人差
3.身体と性の受容
コラム2――LGBTが示す多様な性
第3章 認知と感情の発達
1.青年期における認知発達
2.認知発達を背景とした感情の発達
3.青年期における時間的展望の発達
4.青年期における認知発達を青年が学ぶ意義
コラム3――希望を持てない青年
第4章 自己意識の形成
1.自己意識の芽生えと青年期における自己への関心の高まり
2.Who am I?「わたしは誰でしょうか」
3.自己意識の強さの個人差:自分の内面への意識と他者から見た自分への意識
4.意識の主体である「自分」と意識される対象としての「自分」
5.理想自己・義務自己と現実自己の一致・不一致:こうありたい自分と実際の自分
コラム4――「ゆとり世代」:成長への期待
第5章 アイデンティティの発達
1.アイデンティティとは何か
2.アイデンティティの実感としての充実感
3.アイデンティティ・ステイタスとは何か
4.否定的アイデンティティの選択
コラム5――悩まない青年
第6章 青年期の親子関係
1.現代青年の親子関係
2.青年期の親子関係の特徴
3.親からの自立
コラム6――ひとり親家庭と貧困
第7章 青年期の友人関係
1.友人とは何か
2.友だちとのつきあい方
3.友人グループ
コラム7――SNSと青年の友人関係
第8章 青年期の恋愛関係
1.青年期の恋愛の現状
2.恋愛とは何か
3.恋愛関係が青年に及ぼす影響
4.青年期における恋愛の発達的意義
コラム8――恋人を欲しいと思わない青年は「ダメな青年」なのか
第9章 社会性の発達
1.道徳性の発達
2.向社会的行動の発達
3.社会的視点取得能力と対人交渉能力の発達
コラム9――18歳選挙権
第10章 学校の中の青年
1.学校生活と学業
2.学校生活への適応
コラム10――学校段階間の連携・接続の強化とそこに潜む問題
第11章 地域で育つ青年
1.地域での活動における中高生と大学生の差異および共通点
2.中高生と地域の関わり
3.大学生と地域の関わり
4.課外活動・アルバイトにおける発達
5.居場所からみる地域における発達
コラム11――障がいを持つ青年にとっての地域での発達
第12章 ユースカルチャーを生きる青年
1.青年と文化
2.日本におけるユースカルチャーの変遷
3.ユースカルチャーの現代的特徴
コラム12――コスプレ文化の広がりと深まり
第13章 青年のキャリア発達
1.進路未決定
2.就職活動
3.職業観と労働観
4.意志決定
コラム13――早期離職
第14章 青年期の社会不適応
1.外在的問題
2.内在的問題
3.青年期の社会不適応の考え方
コラム14――若者の規範意識が低いから学校・学級が荒れるのか?
第15章 生きることの意味
1.青年期の悩みと自己への問い
2.おとなになること
3.「生きる」ということ
4.おわりに
コラム15――作品を通した自己理解
コラムの引用文献
青年心理学を学ぶためのブックレビュー
おわりに 伝えたい青年心理学の魅力
索引
執筆者一覧