新しい歴史教育論の構築に向けた日独歴史意識研究
構成的意味形成を図る日本史授業開発のために
定価:
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- 目次を表示します。
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序章 本研究の目的と方法
第1節 研究主題
第2節 本研究の意義と特質
第3節 本研究の方法と論文構成
第Ⅰ章 日本における歴史意識研究の考察
第1節 戦前の歴史意識研究
第2節 1950年代の歴史意識研究
第3節 1960年代の歴史意識研究
第4節 1970年代以降の歴史意識研究
第5節 歴史教育学研究における歴史意識研究の位置づけ
第Ⅱ章 ドイツにおける歴史意識研究の考察
第1節 歴史意識研究における四論説の展開期
第1項 ヤイスマンの研究―歴史意識の認識的次元の構造化―
第2項 リューゼンの研究―歴史意識の語り的構造化―
第3項 ボリースの研究―歴史意識の発展過程の構造化―
第4項 パンデルの研究―歴史意識のカテゴリー的構造化―
第2節 歴史意識研究における四論説の発展期
第3節 歴史教授学研究における歴史意識研究の位置づけ
第Ⅲ章 歴史意識の育成を図る歴史教育論の構築
第1節 日本とドイツの歴史意識研究の比較検討
第1項 日本社会科教育研究会の歴史意識研究
(1)歴史に対する興味・関心に関する調査
(2)歴史の理解力と歴史的思考力に関する調査
(3)歴史的問題意識に関する調査
第2項 ドイツにおけるボリースの歴史意識研究
(1)歴史意識の要素に関する調査
(2)歴史意識の次元化に関する調査
(3)歴史意識の構造化に関する調査
第3項 日本とドイツの歴史意識研究の比較
第2節 歴史意識の育成を図る歴史教育論の構想
第3節 構想した歴史教育論の検討
第Ⅳ章 歴史意識の育成を図る歴史教育論に基づいた日本史授業開発
第1節 古代史に関する日本史授業開発
第1項 本単元における授業構想
(1)教師が到達させたい歴史認識の設定
(2)生徒の活動と生徒が獲得するコンピテンシーの設定
第2項 本単元の教授・学習計画書
第2節 中世史に関する日本史授業開発
第1項 本単元における授業構想
(1)教師が到達させたい歴史認識の設定
(2)生徒の活動と生徒が獲得するコンピテンシーの設定
第2項 本単元の教授・学習計画書
第3節 近世史に関する日本史授業開発
第1項 本単元における授業構想
(1)教師が到達させたい歴史認識の設定
(2)生徒の活動と生徒が獲得するコンピテンシーの設定
第2項 本単元の教授・学習計画書
第4節 近代史に関する日本史授業開発
第1項 本単元における授業構想
(1)教師が到達させたい歴史認識の設定
(2)生徒の活動と生徒が獲得するコンピテンシーの設定
第2項 本単元の教授・学習計画書
第5節 現代史に関する日本史授業開発
第1項 本単元における授業構想
(1)教師が到達させたい歴史認識の設定
(2)生徒の活動と生徒が獲得するコンピテンシーの設定
第2項 本単元の教授・学習計画書
終章 研究の総括
参考文献
あとがき
人名索引
事項索引
図表一覧
表序-1 授業開発研究の類型
図1-1 戦前の歴史意識
表1-1 齋藤博の歴史意識調査研究
図1-2 齋藤博の歴史意識の構造
表1-2 日本社会科教育研究会における共同研究の変遷
表2-1 学習目標規準
表2-2 歴史意識の表出としての歴史的語り
図2-1 歴史意識のピラミッド
図2-2 歴史意識を編み出す構造図
表2-3 各研究者の歴史意識の概念規定への寄与
表3-1 歴史に対する興味・関心に関する調査
表3-2 歴史の理解力と歴史的思考力に関する調査
表3-3 歴史的問題意識に関する調査
表3-4 歴史意識の要素に関する調査
図3-1 歴史意識の発展図
図3-2 歴史意識の3要素の相関関係
表3-5 歴史意識の次元化に関する調査
図3-3 歴史意識の副次的次元
図3-4 歴史意識の各要素の相関関係
図3-5 歴史意識の構造
図3-6 中世のイメージの歴史意識への位置づけ
図3-7 歴史に関するイメージの歴史意識への位置づけ
表3-6 歴史意識の構造化に関する調査
図3-8 ‟自力救済権”に関する歴史意識の構造
図3-9 日本とドイツにおける歴史意識と歴史認識の関係性
図3-10 市民的資質の構造
表3-7 パンデルのコンピテンシー・モデル
図3-11 構想した歴史教育論
表4-1 カリキュラムの全体構成
表4-2 国家形成を巡る理論的問題
表4-3 古代史単元の評価規準
表4-4 中世史単元の評価規準
表4-5 近世史単元の評価規準
表4-6 近代史単元の評価規準
表4-7 戦後社会からポスト戦後社会への移行
表4-8 現代史単元の評価規準