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筑紫語学論叢Ⅲ

日本語の構造と変化

定価: 14,300 (本体 13,000 円+税)

筑紫日本語研究会(旧・筑紫国語学談話会)40周年を記念した論文集。「日本語の構造と変化」をキーワードに、九州を中心としながらも、北海道から関東、関西、中国、四国と、全国にわたる日本語研究者の「力」を結集した。

【執筆者紹介】(五十音順)

青木博史 九州大学准教授
有田節子 立命館大学教授
有元光彦 山口大学教授
江口泰生 岡山大学教授
岡島昭浩 大阪大学教授
荻野千砂子 福岡教育大学准教授
勝又隆 福岡教育大学教授
川瀬卓 白百合女子大学准教授
衣畑智秀 福岡大学教授
清田朗裕 大阪教育大学特任准教授
久保薗愛 愛知県立大学准教授
東寺祐亮 日本文理大学助教
新野直哉 国立国語研究所准教授
西村浩子 松山東雲女子大学教授
平子達也 南山大学講師
堀畑正臣 熊本大学教授
前田桂子 長崎大学教授
松浦年男 北星学園大学教授
村山実和子 福岡女子短期大学講師
森脇茂秀 別府大学教授
山本佐和子 同志社大学准教授
目次を表示します。
日本語使役文の用法と歴史的変化 青木 博史
終助詞「なむ」小考 森脇 茂秀
中古散文における「連体形+ゾ」文の用法―ノダ文・連体ナリ文との共通点と相違点― 勝又 隆
『上井覚兼日記』における「被賜・被給」をめぐって 堀畑 正臣
中世室町期の注釈書における「~トナリ」の用法 山本佐和子
洒落本における不定の「ぞ」「やら」「か」 川瀬 卓
ソコソコの語史 清田 朗裕
「ワル(悪)+形容詞」の消長―形容詞語形成の観点から― 村山実和子
愛媛県宇和島市三間町毛利家の角筆文献と漢詩学習―写本「三體詩 中」を資料として― 西村 浩子
昭和初期、福岡県直方の方言矯正書二種 岡島 昭浩
北琉球語喜界島方言の授与動詞 荻野 千砂子
佐賀東部方言の条件節における準体形式「ト」の挿入―時制節性からみた条件表現の体系についての一考察― 有田 節子
九州方言の動詞タ形・テ形に起こる音便現象の対応関係:予備的考察 有元 光彦
天草諸方言における音調型と複合名詞アクセントの中和 松浦 年男
出雲方言アクセントの分布と歴史―2拍名詞4類と5類のアクセントをめぐって― 平子 達也
ロシア資料と上代特殊仮名遣エ列音―下二段動詞の場合― 江口 泰生
鹿児島方言における対格標示の条件―ロシア資料と近代談話の比較から― 久保薗 愛
長崎方言の終助詞バイの変遷について―近世近代の長崎史料を中心に― 前田 桂子
大正10年『読売新聞』の日本語関連記事について―「新聞記事データベース」活用の一例として 新野 直哉
連体修飾節と被修飾名詞の関係―スケールを表す被修飾名詞に着目して― 東寺 祐亮
間接疑問文発達の一過程―日本語史を中心に― 衣畑 智秀

あとがき
著者筑紫日本語研究会 編
発行年月日2021年03月15日
頁数520頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2373-5

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