筑紫語学論叢Ⅲ
日本語の構造と変化
定価:
14,300
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13,000
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日本語使役文の用法と歴史的変化 青木 博史
終助詞「なむ」小考 森脇 茂秀
中古散文における「連体形+ゾ」文の用法―ノダ文・連体ナリ文との共通点と相違点― 勝又 隆
『上井覚兼日記』における「被賜・被給」をめぐって 堀畑 正臣
中世室町期の注釈書における「~トナリ」の用法 山本佐和子
洒落本における不定の「ぞ」「やら」「か」 川瀬 卓
ソコソコの語史 清田 朗裕
「ワル(悪)+形容詞」の消長―形容詞語形成の観点から― 村山実和子
愛媛県宇和島市三間町毛利家の角筆文献と漢詩学習―写本「三體詩 中」を資料として― 西村 浩子
昭和初期、福岡県直方の方言矯正書二種 岡島 昭浩
北琉球語喜界島方言の授与動詞 荻野 千砂子
佐賀東部方言の条件節における準体形式「ト」の挿入―時制節性からみた条件表現の体系についての一考察― 有田 節子
九州方言の動詞タ形・テ形に起こる音便現象の対応関係:予備的考察 有元 光彦
天草諸方言における音調型と複合名詞アクセントの中和 松浦 年男
出雲方言アクセントの分布と歴史―2拍名詞4類と5類のアクセントをめぐって― 平子 達也
ロシア資料と上代特殊仮名遣エ列音―下二段動詞の場合― 江口 泰生
鹿児島方言における対格標示の条件―ロシア資料と近代談話の比較から― 久保薗 愛
長崎方言の終助詞バイの変遷について―近世近代の長崎史料を中心に― 前田 桂子
大正10年『読売新聞』の日本語関連記事について―「新聞記事データベース」活用の一例として 新野 直哉
連体修飾節と被修飾名詞の関係―スケールを表す被修飾名詞に着目して― 東寺 祐亮
間接疑問文発達の一過程―日本語史を中心に― 衣畑 智秀
あとがき