文化を基軸とする社会系教育の構築
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はじめに(峯岸由治)
第Ⅰ章 文化を基軸とする社会系教育の実践とその意義(中村 哲)
1 文化を基軸とする社会系教育の構成
2 文化を基軸とする社会系教育の授業実践の類型と意義
3 文化を基軸とする社会系教育の意義と課題
第Ⅱ章 文化価値理解を意図する社会系教育実践
第1節 小学校社会科歴史学習における日本の「包み文化」の教材化―第6学年単元「風呂敷から見える社会」の場合―(關 浩和)
1 小学校社会科歴史学習における「伝統と文化」の意義
2 小学校社会科歴史学習における「包み文化」教材化の内容
3 小学校社会科歴史学習における「包み文化」教材化の方法
4 小学校社会科歴史学習における「包み文化」教材化の意義
第2節 小学校社会科における伝統文化教材に関する授業開発―第6学年単元「にぎわう都市 花開く文化」の場合―(大畑健実)
1 小学校社会科における伝統文化教材の基本的性格
2 小学校社会科における伝統文化教材の授業実践の類型
3 小学校社会科における第6学年単元「にぎわう都市 花開く文化」の授業開発
第3節 小学校社会科教科書における「伝統と文化」に関する内容の構成(西村康幸)
1 小学校3・4年社会科教科書における「伝統と文化」に関する内容の構成と特性
2 小学校5年社会科教科書における「伝統と文化」に関する内容の構成と特性
3 小学校6年社会科教科書における「伝統と文化」に関する内容の構成と特性
第4節 地域文化の教材化を図る「ふるさと学習」の基本的性格と課題(西村公孝)
1 地域文化の教材化を図る「ふるさと学習」の意義
2 地域文化の教材化を図る「ふるさと学習」の基本的性格
3 地域文化の教材化を図る「ふるさと学習」の実践事例と分析
4 地域文化の教材化を図る「ふるさと学習」の課題
第5節 定時制高校におけるアクティブ・ラーニングを用いた「文化価値理解」を図る地理単元の授業実践―神戸・沖縄のショッピングモール市場調査活動を手がかりに―(安田博貴)
1 神戸・沖縄の文化価値理解
2 『神戸・沖縄のショッピングモールからとらえる生活文化』の授業事例案
3 地理単元『神戸・沖縄のショッピングモールからとらえる生活文化』の授業実践
第6節 「現代社会」教科書における「日本の文化」に関する新たな教材化の試み―「和文化」を視点に,統一的な理解をめざす―(森 一郎)
1 「現代社会」教科書における「日本の文化」に関する教材内容の検討
2 「現代社会」教科書における「日本の文化」に関する教材化としての「和文化」の視点
3 「現代社会」教科書における「日本の文化」に関する教材化としての「和文化」内容の事例
4 「現代社会」教科書における「日本の文化」に関する教材化としての「和文化」内容の課題
第Ⅲ章 文化価値形成を意図する社会系教育実践
第1節 地域への愛着形成を意図する伝統文化教材の授業構成―静岡大学附属静岡小学校第3学年社会科授業実践「凧作りの魅力って?」を手がかりに―(峯岸由治)
1 地域への愛着形成を促す要因
2 地域への愛着形成を意図する「凧作りの魅力って?」の授業計画
3 地域への愛着形成を意図する「凧作りの魅力って?」の授業実践
4 地域への愛着形成を意図する「凧作りの魅力って?」の授業構成
第2節 ESD的価値形成を意図した社会科「文化学習」の授業開発―小学校第6学年単元「世界文化遺産(宮島とモンサンミッセル)の秘密」の場合―(松岡 靖)
1 社会科「文化学習」の性格と方向概念としてのESD
2 ESD的価値形成を意図した社会科「文化学習」教材の意義と内容構成
3 ESD的価値形成を意図した社会科「文化学習」教材の授業開発
4 ESD的価値形成を意図した社会科「文化学習」の意義と課題
第3節 郷土の「偉人」を顕彰する教育実践とその現代的意義―高島市における「藤樹学習」事例を通して―(西裏慎司)
1 高島市における中江藤樹に関する地域的教育実践の経緯
2 高島市における中江藤樹に関する地域的教育実践の継承システム
3 高島市における「藤樹学習」とその現代的意義
第4節 文化価値形成を図る小学校社会科の授業開発―6年「条約改正」の事例をふまえて―(馬野範雄)
1 小学校社会科における文化価値形成の意義
2 小学校社会科における文化価値形成を図る授業開発の方法
3 小学校社会科歴史学習における文化価値形成を図る授業開発―6年「条約改正」の授業開発―
4 文化価値形成を図る授業開発の意義
第5節 高等学校公民科「あるがままの命の価値を肯定する生命倫理」の単元計画と授業実践―生命倫理問題の「自己決定」概念を視点に―(石原 純)
1 あるがままの命の価値を尊重する授業
2 単元「あるがままの命の価値を肯定する生命倫理」の単元計画
3 単元「あるがままの命の価値を肯定する生命倫理」の授業計画
第Ⅳ章 文化価値創造を意図する社会系教育実践
第1節 グローバルな東西文化の融合の視点に基づく「有田焼」の教材化―小学校社会科第6学年単元「有田焼400 年の秘密を探ろう」の場合―(松井克行)
1 地域の伝統産業の視点に基づく「有田焼」の教材化の現状と課題
2 グローバルな東西文化の融合の視点に基づく「有田焼」の教材化
3 グローバルな東西文化の融合の視点に基づく「有田焼」の単元構想案―小学校社会科第6学年単元「有田焼400 年の秘密を探ろう」―
第2節 秋田県のふるさと教育の性格と実践―由利本荘市立岩城小学校のふるさと教育の実践を事例に―(金 利紀)
1 秋田県のふるさと教育の経緯と性格
2 岩城小学校のふるさと教育の計画
3 岩城小学校のふるさと教育の実践
4 岩城小学校のふるさと教育の意義と課題
第3節 愛媛県南予地域の学校における伝統文化「文楽」の教育活動と教育的意義―伝統文化継承から文化価値創造への発展を目指す総合的な学習―(岡崎 均)
1 愛媛県南予地域における伝統文化「文楽」の歴史と現状
2 愛媛県南予地域における伝統文化「文楽」の教育活動
3 愛媛県南予地域における伝統文化「文楽」の教育的意義と文化価値創造への取組
第4節 新たな生活文化の創造に結びつく博物館の文化体験学習―文化財の価値と現代の生活との連関において―(向井隆盛)
1 博物館における文化体験学習の性格と企画
2 埼玉県立さきたま史跡の博物館の文化体験学習の実践と特性
3 埼玉県立さきたま史跡の博物館における文化体験学習の意義と課題
第5節 新たな生活文化の創造を意図する小学校社会科の授業実践―京都市立嵯峨小学校第3学年単元「嵯峨大念仏狂言」の場合―(小林 隆)
1 新たな生活文化の創造を意図する小学校社会科授業の開発視点
2 新たな生活文化の創造を意図する小学校社会科授業と地域素材
3 新たな生活文化の創造を意図する小学校社会科「嵯峨大念仏狂言」の授業実践
4 新たな生活文化の創造を意図する小学校社会科「嵯峨大念仏狂言」の授業の意義
第V章 文化を基軸とする社会系教育の進展(中村 哲)
1 「関西学院大学グローバル日本文化教育研究センター」の性格
2 「グローバル文化シンボルとしての鯉のぼり」教材の開発事例
おわりに(關 浩和)